faoweuxnf | 日記 | 前、当コラムで孤立死した人を弔う中年男性を主人公にし

商品やサービスからちょっとした喜びを感じ取っていただければ幸いです。

Top >  日記 > 前、当コラムで孤立死した人を弔う中年男性を主人公にし

faoweuxnf の日記

前、当コラムで孤立死した人を弔う中年男性を主人公にし

2017.09.06

前、当コラムで孤立死した人を弔う中年男性を主人公にした英国映画『おみおくりの作法』を紹介したが、その時に英国の高齢者の社会的孤立の状況が気になった。そこで調べてみると、日本と同様、英国でも高齢者の孤立問題が深刻化していることがわかった。65歳以上の高齢者の約半数は社会的つながりをほとんど持たず、「テレビが唯一の友だち」のような生活をしているというのだ。これに対し、英国の政府やNPO団体などは協力して孤立防止対策に取り組んでいる。平均寿命が延びて老後の生活が長くなり、高齢者の孤立問題が各国共通の課題になるなかで、日本は英国の経験から何を学べるかを考えてみよう。
<h4>1カ月以上誰とも話していない<h4>
英国の高齢化率は16.6%で、すでに25%を超えた日本と比べればそれほど高くないが、孤立問題は非常に深刻だ。シアリス 通販高齢者向けの支援活動を行っている英国最大の慈善団体『エイジUK』(以下、AUK)によれば、65歳以上の高齢者のおよそ10人に3人はいつも寂しいと感じながら生活し、また、10人に1人は1カ月以上、誰とも話をしないことがよくあるという。
人は年をとれば誰でも寂しさを感じることが多くなり、特に恥ずべきことではない。従って自ら進んで支援を求めるようにすれば良いのだが、寂しさに対して世間の偏見があったり、高齢者はプライドが高すぎたりしてなかなかそれができない。そこで、AUKでは社会的に孤立した高齢者にボランティアが電話したり、自宅を訪問したりする「友人づくり」支援プログラムを実施している。また、メディアなどを通して支援プログラムの存在を多くの高齢者に知ってもらい、積極的に利用するように呼びかけている。
バーバラさん(85歳)は4年ほど前に夫を亡くしたが、偶然にも同じ日に娘が病院でがんの診断を受けた。娘は数年間がんと闘ったが、最後は全身に転移し、ホスピスで亡くなった。大切な家族を続けて亡くした彼女は、それまでに味わったことのない寂しさ、絶望感に襲われた。毎日話をする人がいないので、犬とテレビだけが話し相手だった。たまらなく人の声が聞きたくなり、留守番電話のボタンを押すと、「メッセージは0件です」という機械的な声が空しく響いた。


寂しさで心が麻痺しそうになったというバーバラさん(エイジUKのHPより)

「あまりにも悲しく、寂しすぎると、神経が麻痺したように何も感じなくなってしまう。それがとても怖かった」と、彼女は当時を振り返る。
そんなある日、「エイジUKの電話サービスの者ですが、こんにちは。お元気ですか」と女性の声で電話がかかってきた。彼女のことを心配した地域の福祉関係者がAUKに連絡したのだった。
バーバラさんは「なんとか元気です」と答えると、ペットのことを聞かれたので、愛犬の話をした。それから2、3日おきにAUKのメルという女性ボランティアから電話がかかってくるようになり、自身の体調や日々の出来事などについて話した。その後、電話は週1回となった。
「毎週決まった人と話ができるのはとても心強い。以前は長い間誰とも話ができず、寂しさで心が麻痺しそうになりました。今は彼女と話をするのをいつも楽しみにしています」とバーバラさん。
同時にメルさんにとってもバーバラさんと話をするのは楽しみで、彼女の笑い声を聞くと嬉しくなるという。実は、このボランティアを始める前はそれほど楽しいものだとは思っていなくて、「とにかく人威哥王の役に立つことをやってみよう」と始めた。でも、実際にやってみると、高齢者といろいろなことを話し、親密な関係を築いていくのが本当に楽しくなったという。
AUKの電話サービスは、バーバラさんの寂しくて惨めな生活を180度変えた。
「毎週電話がくるのがわかっているので、何か困ったこと、落ち込むことがあれば相談できます。決まった話し相手がいるというのは幸せなことです。メルと話をするようになってから、毎日の生活に張りが出て楽しくなりました。この支援がなかったら、私は危機を乗り越えることができなかったと思います」。
88歳のジョイさんは数年前に夫を亡くしてから一人暮らしとなり、寂しい生活を強いられるようになった。最初はなんとか対応しようと努めたが、だんだん耐えられなくなってきた。娘とたまに会って話をするが、それ以外は誰も話し相手がいない。もうやりきれないと思っていた矢先、AUKの男性ボランティアのジョンが週に1度自宅を訪れるようになったという。彼はきちんと訓練を受けていて、高齢者の寂しさをよく理解し、非常に礼儀正しい。ジョイさんはそんな彼を信頼し、いろいろ話をするようになった。
彼女の顔に笑顔が戻り、「ジョンは私の素敵なボーイフレンドよ」などと冗談も言うようになった。「彼はとてもいい人で、遠い所から私を訪ねてきてくれるのです。なぜそんなに遠くから、わざわざ来てくれるのと聞くと、“あなたと話がしたいから”としか言わないのです」。

日記一覧へ戻る

【PR】  CREAM KITCHEN 大丸松坂屋高槻店  fiore  ハローストレージ台東橋場  ティーグロウス  全席個室居酒屋 あや鶏 博多駅筑紫口店